CHOICE!! 平野です。
CHOICE!!では12月より小学生・中学生対象にAI教材「すらら」を導入しました。
すららとは、インターネットを通じてゲーム感覚で学ぶことができる対話型のデジタル教材です。
目次
子供たちのためにどのような学びを提供するのか、毎年教材やカリキュラムを見直し、指導方法もバージョンアップしながら運営を続けてきました。
CHOICE!!は主に、勉強が「苦手・嫌い」といった入塾前には成績は平均点以下の子供たちが多く通っています。
そのような子供たちが勉強をリスタートするためには勉強への心理的ハードルを下げることが重要です。
そのための授業の進め方はいつも試行錯誤の日々でした。
単純に勉強のレベルを下げるだけでは、成績を向上することができません。うまく子供たちを最短距離で目標まで導くために、何を教えて、何を教えないのか、教える子供によって取捨選択しながら授業を行なっています。
自分でも特にこの1、2年で授業がうまくなったと思っています(笑)
今年は10人に8人の割合で30点程度、成績を向上しています。
しかし、やはりうまくいかないケースもあるのが現実で、せっかく通ってくれているのに本当に申し訳ない気持ちです。
どうすればより高い精度で子供たちの成績を向上する指導ができるのか、
毎年塾がお休みになる年末に振り返りを行なっているのですが、現時点での結論は
自宅学習をバージョンアップすること
これが最大の解決策だと思っています。
子供たちの学力が最も上がる瞬間は授業を聞いているときではなく、自力で問題を解いているときです。
自力で問題を解いている時間のほとんどが私の目が届かない場所、つまり自宅で学習しているときになります。
授業内で問題を解く時間をできるだけ多くとれるように配慮しているのですが、やはり自宅での勉強時間の方が多くなります。受験生であればなおさら自宅での学習時間が多くなります。
当然、この自宅学習のクオリティによって大きく結果は変わります。
昔はプリントを配り、「〇日までにこれをやってね」といったどこの塾でもやっている宿題の出し方をしていました。
最近は、人によって「〇曜日にこれ、さらに〇曜日にはこっちをやってね、制限時間◯分でやってみて、復習は最低2回して…」といったより具体的に指示を出していますが、正直それをどこまでちゃんとやってくれているか、私にはわからないこともあるのです。(すべてをチェックしていたら授業時間が終わってしまいます…)
さらに言うと宿題をちゃんとやってない人もいます。めんどくさいから答え見て書いて丸つけて持ってくるとか、本当は間違いなのに、ちゃんと答えを見ていないから丸にしていたり…過去を振り返ると、意識的にやってる人だけでなく、無意識的に宿題を正しく取り組めていない人がいました。(別にそのような子たちを悪く言うつもりも、ネガティブな気持ちも持っていません。常に勉強に前向きに取り組めるわけではないですし、楽ができるならそうしたい気持ち、 早く終わらせて遊びたい気持ち、自分の中学生の頃など振り返ればとてもよくわかります。)
授業ではそういった宿題のクオリティの個人差を考慮して、「多分この子は宿題のこの辺は理解がまだ完全じゃないだろうな」とか考えながら指導するように意識はしていましたが、時間と人間の力には限界があります。
やはりそこが10人に2人の割合でうまく結果がでない、私がサポートしきれない領域にいる人なのだと思いますし、これが解決できれば結果が出ている人も、もっと高いレベルを目指せるようになれると思います。
長くなりましたが、こういった背景から
自宅学習のクオリティの向上を実現できそうな仕組みを探していました。
そこで見つけたのがすららでした。
すららは私の課題を解決するだけでなく、新たな学びの可能性を感じました
私がすららの導入を決めた理由は3つあります。
1.自宅学習のクオリティを向上
2.自宅学習と授業のシームレス化
3.きめ細かなコーチングを実現
まず最優先事項である自宅学習のクオリティですが、
1. 宿題をいつやっているかわからない、ちゃんと終わらさずに答えを丸写しする…
→先生は学習履歴がリアルタイムで把握できるので、「いつ・なにを・何時間で」といった、ブラックボックスだった自宅での様子を先生がある程度は把握できる。
2. 宿題がわからない場合、次の授業までほったらかしになる…
→アニメーションによる解説とAIによるつまずき分析で、できるまでドリルを繰り返すことが可能(それでもわからない場合は先生がサポートする。)
3. 苦手な単元のさかのぼりを自宅でやってもらいたいが、プリントを渡して学習させても内容を忘れているためうまくいかない…
→自宅で授業を受けることが可能なので、無理なく復習が可能
1.宿題の状況をヒアリング、生徒の声を元に授業を組み立て直す
→自宅学習の完成度を数値化、確認可能なのでスムーズに授業に入れる
2.宿題内容の確認のための小テストをしたいが時間が足りない
→自宅で制限時間付きの小テストを受けることも可能、授業で教えるべきことが事前にわかる
今までは上記のようなことを授業内で行うので、基本的に先生たちは短い時間でたくさんのことをしなければなりません。授業はいつも時間との勝負です。例えば、やるべきことがたくさんある日なのに生徒から相談を持ちかけられたら、授業を捨てるか、生徒の声を捨てるか、究極の選択を迫られます。(ちなみに私はだいたい授業を捨てて1時間くらい話し込みます。)
しかし、AI教材の導入により時間的な余裕ができますので、今まで以上に生徒たちとのコミュニケーションの時間を多くとることができます。生徒たちの声をよく聞くことで、より精度の高い指導が可能になります。
子供たち一人一人の状況を正確に把握し、的確なアドバイス、適切なコーチングを目指し、
子供たち一人一人に最適な学習環境を提供できる塾でありたい
そのための道具としてすららをうまく活用していきます。
今後もCHOICE!!をよろしくお願い致します。
平野