CHOICE!! 代表の平野です。
CHOICE!!では現在4つの中学校(二中・川西中・芝谷中・八中)の生徒が通ってくれています。
9月7日〜20日まで各学校で前期期末テストが実施され、みんなテスト勉強を頑張っていました!みんなお疲れ様!!
CHOICE!!の定期試験対策の進め方については過去の記事をご確認ください。
今回は夏休みが明けてすぐの時期ですので、「まだまだ遊びたいな〜」なんて気持ちが残っている人も多い時期ですね。
3年生は8月の夏休みの終わり頃に第2回目の学力テストを実施し、その結果を翌日にすぐにフィードバックしました。自分の夏休みの学習成果を視覚化し、なにが足りていないのかを一緒に確認しましたので夏休みが終わってもよい緊張感を持って定期試験に向けて学習が進められたかなと感じていました。
1年生・2年生は人によっては夏休みを満喫しすぎちゃった人もいまして、正直少し不安な状態の子もいました…
1年生にとっては中学校に入って、最初は簡単だった勉強も徐々に難しく感じ始める時期ですね。特に数学では一次方程式を取り扱います。「負の数」の計算、「文字式の表し方」で不安が残っている人は方程式の計算過程でミスを連発します。本人は「ちょっとしたミスだ」といわゆるケアレスミスだと認識してしまうのですが、実はちゃんと計算ルールが身についていないのに、なんとなくで解き進めてしまっている人がいます。
1年生のこの時期で計算ミスが多い人は要注意です。しっかり土台を固めるために計算練習を徹底的に行いましょう。
さて、CHOICE!!に通っている生徒達の結果ですが、正直に言うと
全体の約70%が前回よりも点数が上がり(5科目で+10点以上)
約15%が前回とほぼ同じような点数(5科目で±9点)
残り約15%が前回よりも点数を落としてしまいました。(5科目で-10点以下)
通ってくれている生徒全員の点数を上げたい!と頑張っていますが、なかなか難しいのが現実ですね…まだまだ私も力不足だなと感じています。
CHOICE!!ではテストの結果が返ってきたら必ず生徒一人一人とじっくり面談の時間をとっています。
よくある先生と生徒の面談では先生が結果を見て、「ここがよかった」「ここをもっと直せ」といった一方通行的な指導が多いのかなと思いますが、CHOICE!!では違います。
面談で大事なことは単純に「よかった」・「わるかった」といった結果だけにフォーカスするのではなくて
点数が向上している科目については、なにをしたらうまくいったのか
点数が減少している科目については、うまくいかなかった原因はどこなのか
また、うまくいかなかったことはどのような行動をすれば改善できるのか
この3点を生徒達へ質問をして、生徒自身が振り返り、考えることだと思っています。
例えば
「今回は国語の読解プリントを3周したことで正解数が前よりも増えたけど、漢字の対策を甘く見ていて、勉強時間をしっかり確保できていなかった。次のテストではテスト2週間前から1日30分漢字勉強の時間をとる」
このように、今回うまくいった行動と次回改善するための具体的な行動を自分の言葉で表現してもらい、それをテストの振り返りワークシートに記入してもらいます。
大切なことは「具体的な行動」です。
「次のテストでは80点目指します!」「次はケアレスミスを減らします!」みたいに、具体的な行動が書かれていない振り返りでは全く意味がありません。なぜならそのためになにをすればよいか、生徒自身がわからないので次のテストでも同じ失敗をしてしまうからです。
また、これを繰り返すことで「自分の勉強法」を自分の力で確立していくことができます。少し時間はかかる場合もありますが、トライアンドエラーを繰り返しながら得た勉強法ですので、これはとても強力な財産になります。
この財産は大人になったときにも大きな成功体験として活きると思っています。
私は私の知識や技能を伝授するのではなく、子ども達が自分で気づき、成長するきっかけと環境を整えることが役割だと思っています。
まだまだ試行錯誤中ですが、日々精進。