引き算は「距離」を表す
こんちは!高槻の学習塾CHOCIE!!代表の平野です!
今回のテーマは、「数学嫌いを克服しよう」ということで「マイナスの引き算」についてお話します。
小学生の頃から算数が苦手だったという人が、中学生になって余計に嫌いになってしまう原因の一つかなと思います。
先生〜数学わからへん〜
どうしたの?
今日学校でマイナスの計算やったけど
5ー(ー2)は5+2と同じって言われたけど意味不明
あ〜マイナスの引き算って最初わからないよね
学校の先生はマイナス引くマイナス
「”ー”と”ー”二つの棒を合わせて”+”だ!」ってウルトラマンポーズしてました
面白い先生じゃん(笑)
ところで、引き算ってどういうときに使う??
「りんご5個のうち3個食べました。残りのりんごの数は?」とか…かな?
そうだね。「残り」を考えるときには引き算をするよね。
実は、引き算って「2つの数字の距離」を表すんだよ。
え?どういうこと??
図にしてみるとこんな感じ
引き算はこのように数直線上で考えれば5と3の「2つの数字の距離(差)」という見方もできるよね。
あぁ〜たしかに
これがわかればもうマイナスの引き算も理解できたようなものだよ。
そうなの?
じゃあ5ー(ー3)を計算してみよう。
まず、5とー3を数直線に書いてみて!
できたよ!
あとはこの二つの丸の距離を数えてごらん!
え〜っと…1、2、3、4….
8だ!
その通り!だから
5ー(ー3)=8
となるわけだね。
数直線で考えるとわかりやすいかも!
結果的に5と3を足し算してるからマイナスの引き算は足し算になるって覚えとくと便利だよって話だね。
そっか!やっと理解できてスッキリした!
数学の勉強は色んなルールや便利な道具を覚えて、それを使いこなすことが大切なんだけど、覚える前にモヤモヤしたままだと勉強が進められないっていうことはあるよね。
社会とかは「覚えるだけ」って割り切って勉強できるんだけど、数学って「なんで?」って思うことが多くて、その理由を教えてもらえることって少ない気がする…
ぶっちゃけ、「覚えた方が効率がいい」っていうことの方が多いんだよね(笑)
でも、勉強していてどうしても疑問に感じるところは一度立ち止まって考えることで、より濃い勉強になるし、記憶にも残るでしょ?
「覚えること」と「理解する」ことのバランスだね。
そうそう!
そのバランスを見てあげるのも先生の仕事かなって思うよ。
わかった!じゃあまたなにかあったら先生に聞きに来るね!
あ!そういえばもう一つわからないことがあるんだけど….
なに?
マイナスかけるマイナスがプラスになる理由もあるの?
あぁ〜それね。
じゃあ次回はその理由について一緒に考えてみようか!
うん!